関係者挨拶


国土交通副大臣     大西 英男


 G空間EXPO2020の開催に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。

 G空間EXPOは今回で記念すべき10回目を迎えます。新型コロナウィルス感染症対策として初のオンラインでの開催となりますが、より多くの皆さんに地理空間情報の有用性や魅力などをお伝えできる良い機会となるのではないかと考えております。

 今や、地理空間情報は私たちの暮らしに欠かせないものとなっており、デジタル地図や位置情報を活用したサービスが次々と登場しています。

 我が国の準天頂衛星システム「みちびき」が4機体制となったことにより、センチメートル級の測位サービスの提供が可能となっています。このような高精度な測位情報をはじめとする地理空間情報と様々な未来技術を組み合わせてG空間社会を実現することで、自動運転やドローン物流、i-Constructionやスマート農林業などの多くの分野で、我が国が目指すデジタルトランスフォーメーションが推進されることが期待されています。

 今回のテーマは、「EXPO2020、G空間を安心・安全の力に。」です。近年激甚化・頻発化している災害から国民の命を守り、地域の暮らしや経済を守ることは、最重要の課題です。衛星画像やドローンの活用などをより普及させ、被害状況などの把握と関係者間での情報の共有・伝達を迅速化することで、避難や応急活動を円滑にしていく必要があります。また、普段から、これらの技術をハザードマップを活用した災害に強いまちづくりなどに役立てていくことも有効です。

 G空間社会の実現は、地方創生にも大いに貢献するものと確信しています。人口減少・高齢化や担い手不足が深刻化する中でも、データ連携基盤の整備を通じたスマートシティやMaaSの取組みなどにより、地域の生活サービスの利便性を高めていくことが可能となると考えています。

 こうしたG空間社会を実現させることにより、新たなサービスや産業を創出し、地域課題を解決することで、国民一人一人が安心・安全で豊かな社会を実感できるよう、国土交通省をはじめ政府一丸となって、強力に取り組んで参ります。

 是非多くの方々にG空間EXPO2020をご覧いただき、地理空間情報の最先端技術に触れていただくことで、ポストコロナ時代を見据えた明るい未来を感じていただくことを祈念しております。

 最後に、本EXPOは産学官が連携して開催しております。各イベントの主催者、出展者の皆様の多大なるご協力に対し、厚く御礼申し上げます。